バーチャルオフィスと似た業態に、「レンタルオフィス」という貸スペースもありますが、この違いは何でしょうか。最近流行りの「コワーキングスペース」や「シェアオフィス」との違いも解説します。
レンタルオフィスとは、物理的に「仕事をするスペースを貸し出すサービス」のことです。パソコンや事務機器なども置ける占有スペースを提供する運営会社もあれば、フリーアドレスで仕事ができる共有スペースを提供しているところもあります。月額利用料は数万円程度のところが多いようです。また、レンタルオフィスの住所で法人登記をすることも可能です。
これに対してバーチャルオフィスの基本サービスは、住所を与えるのみで、仕事をするスペースの提供はありません。ただし、サービス内容によっては会議室を提供するところもありますし、郵便物の受取や転送、電話やFAX番号を提供しているところもあります。もちろん、法人登記も可能です。これだけのサービスがそろって、月額数千円程度で利用できることが、レンタルオフィスとの違いのひとつです。
コロナ禍の影響もあり、最近は「コワーキングスペース」や「シェアオフィス」の提供会社が増えています。
コワーキングスペースやシェアオフィスもレンタルオフィスと同様に仕事をするスペースを貸し出すサービスですが、一般的にはフリーアドレスで個別の占有スペースは設けられておらず、利用者同士のコミュニケーションが取りやすい形式になっています。オフィスの住所を利用して法人登記することも可能です。
バーチャルオフィスとの違いは、物理的な業務スペースがあるか否かという点になります。
・自分のオフィスを持ちたい
・業務スペースを確保したい
・短期契約できるオフィスを探している
・他業種の方と交流しながら仕事をしたい
・より低価格で利用できる業務スペースを探している
・他者(他社)とコラボしてプロジェクトを進めたい
・都心の住所だけがほしい
・自宅で法人登記したくない
・事業の成長にあわせてサービス内容を変更したい
バーチャルオフィスは物理的なオフィススペースがなく、事業の成長にあわせてサービス内容を変更しやすいのがメリットのひとつ。月額利用料も比較的に安く、これから事業を拡大していくスタートアップ企業にも、バーチャルオフィスは適しています。
【選定基準】
2022年6月1日時点、Googleにて「バーチャルオフィス 東京」と検索し、全検索結果の中で「バーチャルオフィス」のサービス内容が記載されていた運営会社39社の中から、設立10年以上の企業をピックアップ(結果19社)。
その中から、「料金の安さ」「セキュリティ面の高さ」「レンタル会議室付」でおすすめの会社は下記のように選定しました。
・マックスコーポレーション:設立10年以上の運営会社19社中、一番低価格でバーチャルオフィスを提供(※口コミも悪い口コミばかりじゃない会社を選定)
・Karigo:設立10年以上の運営会社19社中、ISO取得の会社の中(3社)で一番低価格でバーチャルオフィスを提供していて拠点が多かったバーチャルオフィス
・ワンストップビジネスセンター:設立10年以上の運営会社19社中、東京都内にレンタル会議室を持つバーチャルオフィスで拠点が一番多かった