東京でバーチャルオフィスを利用するとき、月額利用料の相場はどれくらいなのでしょうか。価格帯別のサービス内容の特徴もあわせてお伝えします。
編集部の調べでは、東京のバーチャルオフィスで月額利用料がもっとも安かったところは、「バーチャルオフィス.jp」と「TAPIOCA」の480円(税不明)でした。地方では500円以下で利用できるところも結構ありますが、東京ではかなり少ないのが現実です。
また、月額利用料の安いバーチャルオフィスは、郵便物の転送や会議室の利用といったサービスがオプション扱いとなり、その料金も高めに設定されているところが多くみられます。
東京で価格帯として多いのが、1,000円~10,000円のバーチャルオフィスです。なかでも多いのが5,000円前後のところで、個別の電話番号が付与され転送サービスを受けられたり、郵便転送は定額オプション料金になるなど、コストパフォーマンスのよい会社がみられます。
月額利用料が6,000円を超えるバーチャルオフィスだと、他社ではオプション料金が必要な電話代行サービスなどが無料で使えるところも出てくるようです。
10,000円以上になると、東京の一等地で住所を構えられることはもちろん、サービス面でもかなり充実した内容になります。一例を挙げると、追加料金なしで郵便の転送や会議室を利用できたり、電話代行などをサポートする秘書が追加できたりと、使い勝手の良いバーチャルオフィスといえるでしょう。
住所だけでなく、ワークスペースとして多岐に活用したい方なら、少し高めのオフィスで契約するのも一手です。
バーチャルオフィスを選ぶ際には、月額利用料などの価格だけでなく、自社に必要なサービスがそろっているかも確認することが重要です。月額利用料の安いバーチャルオフィスだと会議室がなく、利用料の高い近くのレンタル会議室を借りなければならないなど、トータルコストが高くなる傾向があります。
サービス内容は運営会社ごとに異なりますし、それぞれの価格もピンキリですから、必要なサービスと利用料を確認することも大切です。
必要なサービスは、事業者ごとに異なります。自社に必要なサービスは何か、その利用料はいくらになるかという点も勘案して、トータルでコストパフォーマンスのよいバーチャルオフィスを選ぶことをおすすめします。
【選定基準】
2022年6月1日時点、Googleにて「バーチャルオフィス 東京」と検索し、全検索結果の中で「バーチャルオフィス」のサービス内容が記載されていた運営会社39社の中から、設立10年以上の企業をピックアップ(結果19社)。
その中から、「料金の安さ」「セキュリティ面の高さ」「レンタル会議室付」でおすすめの会社は下記のように選定しました。
・マックスコーポレーション:設立10年以上の運営会社19社中、一番低価格でバーチャルオフィスを提供(※口コミも悪い口コミばかりじゃない会社を選定)
・Karigo:設立10年以上の運営会社19社中、ISO取得の会社の中(3社)で一番低価格でバーチャルオフィスを提供していて拠点が多かったバーチャルオフィス
・ワンストップビジネスセンター:設立10年以上の運営会社19社中、東京都内にレンタル会議室を持つバーチャルオフィスで拠点が一番多かった